家具調のデザイン

仏壇は、日本の住宅の中にあって違和感の無いデザインでした。しかし、日本の住宅事情もここ数百年で一変しました。床は畳ではなくフローリングが主流になり、座布団ではなくいすに座って生活をする家庭が増えています。伝統的な仏壇をこのような洋風の住宅に置くと、違和感があり馴染まないという問題が出てきました。このような違和感を解消するために登場したのが、家具調仏壇です。モダン、都市型、などその他の呼び方もあります。

洋風の住宅にも違和感が無く置けるように、インテリア性が高いものになっています。伝統的な仏壇に良く見られる障子や宮殿、欄間彫刻といったものが無い場合も増えています。素材もメープルやチーク、ナラ、ウォールナットといった素材が用いられています。このような素材は、洋風家具に使われているもので、洋風住宅と親和性が高い素材となっています。また、価格も比較的リーズナブルです。日本の現在抱える住宅事情を考慮して、設置スペースをとらないようにコンパクト化が図られているものが多いのも特徴です。今後さらなる住宅事情の変化が予想されるため、様々な住宅に対応できる可能性を秘めた家具調仏壇が主流になっていくと考えられています。

価格は伝統的な工法と素材で作られたものよりもお手頃です。しかし、中には素材にこだわったものもあります。厳選された素材で作られたものはその分価格が高くなります。また、名のある有名な伝統工芸士が作るものなども価格が高くなりますが、しっかりとした作りの仏壇を手に入れることが出来ます。現代の感覚で作られた仏壇でも、価格を気にせず本物が欲しいというニーズにも対応することができます。